落款みたいなもの

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なんとなく秋も終わりですね。京都市内は観光客でごったがえしております。そのほぼ中心で仕事をしておるわけですけど。。。周りは染織関係の工房や工場がたくさんあります。近年は閉鎖もちらほら後継者など皆無の現実。。。私の家業は三代続いています、本家を入れると四代って事になり、それなりに名も通っている事でしょう。。。。私の製作したTシャツ等には
上記のような落款みたいなものを入れています。いわゆるロゴマーク。。伊砂の砂をくずした感じですね。これはもともと祖父が使っていたようで、いただきまして使っています。職人は元来よほどの人物で無いかぎり名はいれません。。。。事実祖父がこれを使っていたのは、お遊びで作った染め軸等にみられるくらいですかね。
私の場合は柄の一部として使用しています、離れた柄なんかの連結に便利で入れる事により空間が締まったりするんです。下の絵の様に赤のバランスをとったりします。だからこれが入っていないものもあったりするわけです。DSCF0693.jpg

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流水に続いて雲の表現ですが。龍は雲を伴って描かれる事が多いので上の画像の様な簡単な雲から始めましょう<子供用ロンT>。。。龍に使用している色より5倍くらい薄い色を用意します。<バインダー入りの水で薄めて>基本的には巻き雲ですので太めの筆に力を入れS字を描く要領で連続して描きます。S字とS字の間は隙間を開けず、連続の流れを意識し終点に向かって描き上げます。
布地はかなり水分を吸収しますので思いっきり力を込めて下さい。雲はかたまりを意識するとうまく描けます。龍ですと龍の体を取り囲むかたまりになるはずなので楽に構図は取れます。
下の画像の様なおぼろ雲は筆では無く大きめの刷毛を使用します。刷毛にうすめた黒をたっぷりつけ、横使いでZを描くように意識してください。そしてまだ薄い黒が濡れている間に濃い黒を重ねていきます。そうすると自然に混じり合い自然なぼかしが生まれます。。。。必ず横均一で手を動かし、時折刷毛をゆらして雰囲気を作って下さい。そうすると自然に混じり合い自然なぼかしが生まれます。いずれにしろ仕上がりは近くで見れば荒く、遠目に見れば柔らかく見えれば成功といえるでしょう。
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流水について

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さて、和柄の表現で重宝するのが流水や雲ですけど。本格的に描くとなればかなりのテクニックを要します。今回は基本だけ書きます。まず流水も雲も形があっても常に変わっていくという特徴を持っています。その形はあるルールに基づいて流を作り出します。そこを頭に入れて描きます。上記のものですと、左上を起点に左にカーブ、次に右カーブと連続しながら下へ、下へと描いていきますが絶対に迷わないで下さい。流れを止めない事が気持ち良さを演出します。さてそのルールとは最初に描いたカーブのお尻を次のカーブの起点に繋げていくと言う事だけです。線は離れていますが心の中では繋げていくというルールです。芸人さんの歌でありましたよね。。。右からきたものを左にうけ流す。。。それです!
ちなみに上記の流水を描いた時は筆を2本同時に持って描きました。。。これ裏ワザ
次回は雲について

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龍その2

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お気づきでしょうか。。。私が龍を描く場合一般的な龍図とは違い、顔が占める割合が非常に大きくなっています。禅寺などの龍図は全身を雲と共に描く事が多く、全体の中で顔は非常に小さく描かれています。これは大きな絵の場合どうしてもそうなってしまうんですね。しかしTシャツなど描くスペースが小さい場合は龍のエッセンスを顔に集めます。元来、私は龍の大きさを示す意味で全身を描く必要は無いと思っているんです。何か丸裸にされた様で興ざめてしまうんです。こうして描くと少し離れたところ見ても龍の雰囲気がよく伝わるんですね。
上の図案はそうした意図がふんだんに入っております。また雲の流れとお髭の流れがうまく呼応し気持ちいい柄となっています。子供用ですがなかなか本格的にできました。
次回は雲や水を描く時の雰囲気の出し方について書きます。

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工房風景<珍しいです>

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工房といいましても普通の民家の二階です。ここで様々な仕事をしたおります。ズバーンと生地を張っています。これ着物の原反、訪問着なので約15メートルそれをくるっと半分に輪っかにして張っていますので約7メートルちょいでしょうか。多分あまり見る事の無い光景だと思います。奥の机が私の座るところ。。。そこで柄を描き、どんどん生地を送っていきます。
下記の画像はゴム糸目で加工したもの、これも珍しい画像だとおもいます。着物が生まれる最初の方ですよね。。。。色などまだなんにもありません。もの作りは何も無いところから始めるので面白いんです。
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